経理的基礎での用語解説 その3 ―当座比率―
2022/08/25
流動比率を説明しました。産廃許可更新は流動比率で十分なのですが、資金繰りやキャッシュフローという観点から、当座比率を説明したいと思います。
資産には流動資産、固定資産、繰延資産に分かれると説明しましたが、流動資産も細分類があって、
・当座資産:販売活動を行わなくても現金に出来る資産 現預金、売掛金など
・棚卸資産:販売活動を行わないと現金に出来ない資産 仕掛品、商品、原材料など
・その他資産:これら2つのどちらにも当てはまらない資産 貸付金、前払費用など
に分かれます。
この当座資産と流動負債の比率を当座比率と言います。突発的な支出が発生した場合、いくら商品在庫があってもそれはすぐに現金化することはできませんので、勘定に入れるのは・・・ということで当座比率を重視する向きもあります。
一般的には当座比率のほうが流動比率よりも小さいですが、商品在庫などを抱えない業種の場合は、流動比率=当座比率の会社もあります。
まあ、何にせよ比率は100%以上でないと安心できませんので、気をつけましょう。
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